不登校

不登校の中学生に国語おすすめの勉強方法は?元中学教師が徹底解説!

更新日:

「不登校だから勉強が全然わからない」**

「学校には行きたくないけれど、進学はしたい」

「独学でなんとかしたいけれどどうやって勉強すればいいの?」

 

不登校で将来の進路に不安を抱えている中学生のみなさんならば、このように考えたことが一度はあるのではないでしょうか。

 

確かに学校の授業を受けていなければ、テスト対策なんて何をしたらいいのか全く分かりませんよね。

 

それでもなんとか自分の力で希望の進路を叶えたい、将来の夢を叶えたい、そんな思いがあるということもよく分かっています。

 

私も中学校教員として不登校だった教え子に対して、希望の進路に繋げられるように学習のサポートをしてきました。

 

今回の記事ではその経験をもとに、不登校でも学校のテストで点数が取れる、そして受験勉強にも通用する家庭学習の方法などについて詳しくお話をしていきます。

 

不登校になる問題点

まず最初に不登校になる問題点(不登校になったら困ること)についてご紹介していきます。

 

学習面の問題点

最初に不登校になった時に学習面で困ることについてのお話をしていきます。

 

学校で習う勉強に遅れをとる

不登校になった際に困ることは、学校で習う勉強に遅れをとってしまうということです。

 

不登校だからこそ塾や独学で学習をするという人もいますし、それはそれで素晴らしいことです。

 

しかしどうしても塾や独学では学習時間が十分ではなく、学校で習う勉強から遅れてしまうのです。

 

なぜなら中学校では毎日6時間の授業があり、1週間で見ると国・社・数・理・英の5教科は週に3〜4時間、他の副教科も1〜2時間、合計30時間分の進度があるからです。

 

それも教師が授業をした上での30時間です。とてもではないですが独学や塾での学習だけでは遅れをとってしまうことは仕方のないことです。

 

テストの点数が低下する

不登校となることでテストの点数が低下するということも学習面で困ることの一つです。

 

上記で説明した「勉強に遅れをとる」という問題も関係していますし、学校では授業で教えたことをテストに出しますので授業に出ていなければテストに何が出るのか把握することができません。

 

もちろん教科書を基にして授業をしていますので、教科書を見ながら勉強をするということでテストの点数をある程度上げることはできます。

 

しかし自分一人では、

  • 教科書のどの部分がポイントなのか
  • 教科書のどの部分は出題されないのか
  • どのような問題の出され方なのか

など具体的なテスト範囲や出題形式が分かりません。

 

そのためテスト勉強がうまくできずに、勉強したにも関わらず思ったよりも点数が取れなかったということがあります。

進路面の問題点

次に不登校になった時に進路面で困ることについてのお話をしていきます。

 

進路面と言うと「中学3年生から」と思われるかもしれませんが、中学1年生の方にも関わる話なので目を通してください。

 

受験する高校側に成績が伝わる

不登校になった時に進路面で困ることは、成績が高校側に伝わってしまうということです。

 

不登校でも独学、もしくは塾などで勉強を頑張って成績がよかった人であれば心配をしなくても構いません。

 

しかし、もし中学1年生から成績が良くなかったという人であれば注意が必要です。

 

なぜなら受験の際に中学1年生から中学3年生までの成績が全て伝わるからです。

それも中学1年生の時の成績も中学3年生の成績も全て平等に伝わります。

そのため中学3年生の時に成績が良くなっても、それ以前の成績が足を引っ張ってしまうのです。

 

受験の際には以下の項目が「あなたのポイント」として高校に伝わります。

 

  1. 受験時の試験の点数
  2. 中学校での活動(部活動や行事、クラスでの役割など)
  3. 中学校での成績(中学1年生〜中学3年生まで)

 

中学校での成績は5段階評価(1〜5)でつけられますが、これが全てそのままポイント制として合算されます。

 

例えば

国語の成績が5ならば「ポイント5点を加点」

体育の成績が2ならば「ポイント2点加点」

という形です。

 

そして中学1年生から3年生の点数合計は「受験時の試験の点数」と同じぐらいの点数になります。

 

つまり中学校1年生からの成績と受験時の試験の点数はほぼ同じ価値で評価されるということです。

 

脅すわけではありませんが、不登校になった際に困るのは実はこの点なのです。

 

私の教え子の一人も受験前に自分の進路に真剣に向き合い受験当日にはかなり高得点を出しましたが、中学1年生から不登校となり、提出物の未提出やテストの点数が低かったことで成績が悪く、その成績が足を引っ張ってしまい志望する高校に合格することができませんでした。

 

このようなことになってしまわないように、中学1年生から成績を意識することは大切です。

 

受験する高校側に出席率が伝わる

二つ目に不登校になった時に進路面で困ることは、受験する高校側に出席率が伝わるということです。

 

もしあなたが私立高校の推薦受験や公立高校の前期選抜などを考えているのであれば出席率の低さが不利になってしまう可能性があります。

 

推薦入試という言葉の意味はご存知だと思います。

一方で、前期選抜という言葉は聞いたことがないかもしれませんので説明をします。

前期選抜とは?

前期選抜とは、公立高校が一般的な入試(これを中期選抜と呼びます)の前に実施している試験です。

 

評価項目はこのようなものが多いです。

  1. 部活動で優れた実績を出している
  2. 成績が優秀である
  3. 学校行事や学級委員として活発に活動をしている
  4. 学校にしっかりと通っている

 

上記の4点を評価しつつ、当日には面接試験と筆記試験などを行った上で合否が決まります。

 

そのためもしあなたが成績優秀であり、当日の面接試験や筆記試験で優れた点数を取ったとしても出席率の点で不合格となる可能性があるのです。

 

生活面の問題点

次に不登校になった時に生活面で困ることについてのお話をしていきます。

 

不登校になる上で学習面よりも苦労するのが実はこの生活面の問題です。

今の自分に当てはまっていないかどうか、一緒に読み進めていきましょう。

 

生活リズムが崩れる

一つ目に不登校になった時に生活面で困ることは、生活リズムが崩れるということです。

 

学校に行かなくなった場合、生活リズムを決めるものはあなたの気持ちしかありません。

 

夜遅くまで趣味に没頭しようと思えばそれができますし、昼まで寝ていようと思えばそれもできてしまうのが不登校の生活です。

 

何かに没頭すること自体は悪いことではありません。しかし周囲と違った生活リズムを送る期間が長ければ長いほど、学校や社会に戻っていく時に苦労をすることでしょう。

 

「生活リズムなんてすぐに直せる」

「苦労するなんて大げさじゃないか」

 

こう思っていらっしゃる方もいることでしょう。

 

しかし遅寝遅起きの生活によって自律神経(規則正しく生活するために必要なものです。)が狂ってしまい、思ったように生活を送れるようになるのに時間を要することになります。

 

私の不登校の教え子の失敗談をします。当てはまる方がいれば注意してください。

 


その教え子A君は、中学1年生から不登校でした。

 

たまに学校に来ることはありましたが、授業にはついていけず、自信を失い、また不登校になりました。

 

そんなA君は不登校でしたが、将来シェフになりたいと考え、調理専門学校へ進路を定めました。そのために家で自主学習を始めました。

 

しかし自主学習と趣味のオンラインゲームの優先順位はゲームの方が上で、夜遅くまでゲームをして、昼まで寝て、起きて少し勉強をし、またゲームをよる遅くまでする生活を送っていました。

 

そんな生活のまま受験日を迎えました。しかしA君は生活リズムを戻すことができずに受験に遅刻をしてしまいました。

 

残念ながら調理専門学校に合格することはできませんでした。

 

A君は私に向かってこう言いました。

「起きないといけないという気持ちはあったけれど、起きれなかった。」


 

このA君のエピソードを受験時期になる度に生徒に伝え、規則正しい生活リズムの大切さを伝えてきました。

 

多くの生徒はそんなエピソードを笑って聞いていました。

 

しかし自ら決めた進路を自ら台無しにしたいとは誰も考えません。

これも全て生活リズムの崩れから起きたことなのです。

 

もし進路を切り開きたいと思うのであれば、不登校の生活の中でも自分の生活リズムを守ることが大切です。

 

自信を失い、投げやりな気持ちになる

二つ目に不登校になった時に生活面で困ることは、自信を失い、投げやりな気持ちになるということです。

 

不登校であることに罪悪感や後ろめたさを感じていない人はおそらくいません。

 

「自分なんてダメだ」と落ち込んでいる不登校生徒には、私はいつも以下の点を伝えていました。

 

  • 学校に溶け込めないことは悪いことではない。
  • みんなが生きやすい環境を用意できなかった社会に問題がある。
  • 今の自分を常に肯定してあげてほしい。

 

学校に行くことが絶対に正しいことではありません。学校という環境に合わない人も当然いるからです。

 

しかし「学校に行くことが当たり前」だという考えは誰もが持ってしまっています。

だからこそ不登校である自分に自信を持つことができません。

 

居心地の良い生き方は人それぞれであり、学校に通っていても、学校に通っていなくても間違いはありませんし、当然、正解もありません。

 

不登校であることで自信を失うと再び学校に行く気持ちを持つことが難しくなるということです。

 

どんな状況の自分も肯定をして、ふたたび学校に行くと決めれば行くことができる心の状態を作ってほしいのです。

 

Q&A 不登校の生徒が心配すること

では最後に不登校生徒が心配してよく聞いてきたことについて答えていきます。

 

  • 出席日数が足りないと高校にはいけない?
  • 教室に登校しなくてもテストは受けられる?
  • 高校進学の際、不登校で不利になることはある?
  • 志望校に受かる為にどうしたらいい?

 

 

Q.出席日数が少ないと高校にはいけない?

A.出席日数が少なくても行ける高校はたくさんあります。

上記で述べた通り、出席日数が足りなくて困るのは「私立高校の推薦入試」や「公立高校の前期選抜」などです。

 

基本的には私立高校の一般入試、公立高校の中期選抜・後期選抜などでは出席日数によって落とされるということは少ないです。

 

ただし受験基準の中に出席日数の指定がある場合には例外です。

 

また受験シーズンになると担任の先生と志望高校についての二者面談や三者面談があるはずです。

 

この面談内であなたの志望進路などを重視しながらも、合格が可能だと予想される高校については案内されるはずです。

 

また都道府県によっては私立高校の入試前に事前入試というものを行なっているところもあります。

 

この事前入試とは、中学三年生の10月ごろに私立高校の先生と面談をしたり、筆記試験をしたりしてその時点での学力や人間性を見られるというものです。

 

そして学力や人間性によっては宿題を解くことや、今後学校に出席をすることなどを条件として合格の約束をくれる場合があります。

 

そのため「不登校だったから高校進学になんのフォローもしてもらえない」ということはないので安心してください。

 

ただし事前入試については都道府県によって行っているところと行っていないところがあるので、学校側に相談をしてみてください。

 

Q.教室に登校しなくてもテストは受けられる?

A.夜間登校や別室登校でテストを受けることができます。

学校によって様々ですが、定期テストの日に教室に行かなければテストが受けられないということは少ないです。

 

不登校生徒がテストを受ける場合には、夜間登校(夜に学校に登校すること)や、別室登校(保健室や教室以外の空き部屋)で受験することができます。

 

テストの点数が成績にどのように反映するかは学校によって異なりますので、不安であれば担任の先生を通じて相談をしてみましょう。

 

Q.高校進学の際、不登校で不利になることはある?

A.ほとんどの学校が不登校生徒に理解をしてくれます。

不登校となった事情が正当なものであるならば、ほとんどの学校が不登校生徒に対して理解や共感をしてくれます。

 

教育現場では、不登校であることは悪いことではなく、成長する過程で起こっているイベントであると考えているからです。

 

ただし繰り返しになりますが、出席日数を合格条件としている入試や推薦入試、公立高校の前期選抜などでは不利となる場合があります。

 

Q.志望校に受かる為にどうしたらいい?

A.一人で悩まず、大人に相談をすることで道が開けます

この記事でも後半で解説をしていきますが、自宅でも成績を伸ばすことができる勉強方法はあります。

 

また志望校に受かるための様々な手続きについては、「この高校に行きたい」とあなたが伝えることで、先生や親が手助けをしてくれます。

 

学校の役割は、あなたが死亡する高校の入試を滞りなく受けることができるようにすることなのです。

 

一人で悩んでいても難しい高校入試の手続きや費用についての悩みが解決することはありません。

 

相談できる親や教師、友人にまずは一言声をかけてみましょう。

 

テストの点数がしっかり取れていれば成績の80%はカバーできる

不登校でもテストの点数がしっかり取れていれば成績を確保することは可能です。

 

こちらでは中学校側が不登校の中学生の成績をどのように決めているのかなどについて詳しく説明をしていきます。

 

不登校で成績5を取るのは難しい

結論から言えば不登校で成績5を取ることは難しいと考えます。

 

 

その理由としては、

  • 出席点を成績に含めることができないから
  • 発表点などを成績に含めることができないから
  • 提出物などを出すことができないから
  • 学校に行かなくてもテストで点を取ればいいのかと考えてしまうから

などの理由があります。

 

成績を決める要素にはもちろんテストの点数が大きく影響します。

 

しかしそれ以外にも、提出物・授業中の発表・授業中の取組み方などが成績には反映されているのです。

 

そのため仮にテストで100点を取ったとしても成績で5を付けるということは難しいのです。

 

ただし不登校の理由が以下のようなものであれば担任との相談の上、成績5を取れる場合があります。

 

  • いじめなどで学校に行けなくなった場合
  • 病気などで学校に行けなくなった場合
  • 自分以外の第三者が原因で学校に行けなくなった場合

 

不登校になる原因や理由は人それぞれにあるはずです。

 

もしその原因が第三者からの攻撃であるなど理不尽なものなのであれば、学校側も配慮をしてくれる可能性があります。

 

学校側としても不登校の中、勉強を頑張ろうとする中学生の気持ちを挫きたいとは思いません。

 

あなたの頑張りに対して協力的・共感的になってくれるはずです。

 

成績4までなら取れる可能性がある

ただ成績4までなら取れる可能性があります。

 

成績5は「テストで高得点を取り、授業中にも意欲的な態度がある」という条件である一方、

成績4は、「テストで高得点を取っている。また授業中に意欲的な態度を取ることが多い。」といったような基準の場合が多いのです。

 

そのため不登校でも、テストの点数だけで成績4を取れることは不可能ではありません。

 

以下に一般的な「成績とテストの点数の対応表」を乗せておきます。

あくまで一例ですので学校によって差があることに注意してください。

成績 中間テスト・期末テストの平均点数
1 30点以下
2 30点~59点
3 60点~79点
4 80点~89点
5 90点~100点

 

例えば中間テストで60点を取り、期末テストで50点を取った場合には、その平均点は「55点」となります。

そうなると上の対応表で言えば成績2となります。

 

基本的にはテストの点数と成績をこのように対応させて考えているため、不登校でもテストの点数をしっかりとれば正当に評価をしてもらえるはずです。

 

テスト以外にも成績に対して頑張れるポイント

最後に不登校中にテスト以外でも成績に対して頑張れるポイントを紹介します。

 

  • 提出物・宿題を必ず出す
  • 自主学習した記録やノートを担任の先生に見せる
  • 夜間登校・別室登校ができそうならする

 

成績を決める上で全ての生徒を全く同じように評価することは難しいです。

 

特に不登校の中でも頑張っている生徒に対して「授業に出ていないのだから成績は付けない」という判断はできません。

 

しかし不登校中でも勉強を頑張っているということを伝えることが必要です。

 

担任の先生が自宅に提出物や宿題などを持ってきてくれるはずなので、それは必ず取り組みましょう。

わからないところは空けておいてもいいので、自分なりに取り組んだことを伝えることが大切です。

 

また自主学習をした際に使っているノートやメモがあればそれも担任の先生に見てもらうようにしましょう。

 

これによって不登校中にどのように勉強に取り組んでいるのかを伝えることができます。

 

そして最後に、もし夜間登校や別室への登校ができるのであればしましょう。

 

つまりあなたが何かしらの形で頑張っているということを伝えるということが大切です。

 

 

自宅での国語の勉強方法13選!

こちらでは不登校中にでも自宅でできる国語の勉強方法について具体的に説明をしていきます。

紹介する方法は以下の通りです。

 

  1. 教科書を読む
  2. 教科書の内容を自分なりにノートにまとめる
  3. 教科書ガイドを読む
  4. 学校から配布された問題集(ドリル)を解く
  5. 漢字を練習する
  6. 受験過去問を解く
  7. 授業中に使用されたプリント(ワークシート)を解く
  8. 宿題や提出物を提出する
  9. スマホの学習アプリを使う
  10. 通信学習を使用する
  11. 読書をする
  12. 日記・作文を書く
  13. 誰かと会話する

 

では、以下にそれぞれの勉強方法について詳しく解説をしていきます。

 

また、その勉強方法によって国語の評価項目(「読む」「書く」「聞く・話す」「言語知識」「関心・意欲・態度」)のどの部分の成績が上がるかについても記しておきます。

 

教科書を読む(全評価項目)

一つ目の自宅での国語の勉強方法は「教科書を読む」です。

 

テスト問題は当然ですが教科書の内容から出題されます。そのためまずは教科書を読むということから始めるべきです。

 

また教科書を読むというのも、「ただ目を通す」ではなく「理解する」ことが必要です。

 

教科書は大体以下の項目で構成されています。

  1. お話・読み物
  2. 文法問題
  3. 漢字問題

 

「お話・読み物」は文章を読むことで理解を進めていきます。音読でも黙読でも自分にあった方法で文章を読み、教科書を見なくても内容が説明できるようになれば「理解する」ことができたと言えます。

 

一方で「文法問題」や「漢字」は暗記や解き方の理解が必要です。

 

「文法問題」は教科書に解き方のポイントや説明、練習問題が記載されているので、練習問題を自分なりに解くことができればいいでしょう。

 

ただし教科書に載っている練習問題には解答が載っていません。そのため答え合わせは担任の先生を通じてしてもらうようにお願いをしてみましょう。

 

また「漢字問題」については教科書の後半に、「この学年で習う新出漢字一覧」が載っているはずです。

 

これを例えば1日10個ずつ覚えるなどといったようにしていけば大丈夫です。

 

また、授業では「1回の授業で新出漢字5個を覚える」といったようなペースで進んでいるはずなので、そのペースに合わせて覚えても構いません。

 

教科書の内容を自分なりにノートにまとめる(関・意・態、読む)

二つ目の自宅での国語の勉強方法は「教科書の内容を自分なりにノートにまとめる」です。

 

教科書を読んで「理解ができた」と思った段階で以下のことがらについてノートにまとめていきましょう。

 

  • 本文のあらすじ(読み物教材の場合のみ)
  • 本文の大切なポイント(4点以内に絞りましょう)
  • 分からなかったところ(これが大事です)
  • テストで問われそうなところ(自分なりの推理で結構です)

 

以上の4点をノートにまとめておきましょう。

 

もちろん本文が長い読み物の教材の場合には、適当なところで本文を区切って、その一つひとつに対して上で紹介したまとめをしても構いません。

 

このノートはテストの前の復習に役立つだけではなく、ノート提出をすることで「関心・意欲・態度」の評価を上げることができる場合があります。

 

授業に出ない分、提出物を頑張ることで積極性の面を補うことができます。

 

また「分からなかったところ」については、担任の先生に提出した際に解答やヒントを書き込んでもらうようにお願いをしておきましょう。

 

こうすることで分からないところがあっても、学校の授業に出なくても解決することができるはずです。

 

教科書ガイドを読む(全評価項目)

三つ目の自宅での国語の勉強方法は「教科書ガイドを読む」です。

 

教科書ガイドとは学校で使用されている教科書の内容について、分かりやすいように解説や練習問題が載せられている問題集 のことです。

これは本当におすすめしたい参考書の一つです。

 

上記で紹介した「教科書を読む」「分かったところと分からなかったところをノートにまとめる」ということだけでも教科書の理解をすることは可能です。

 

しかし教科書の内容について要点を掴むことは難しく、また、一人で解決できない問題もあるはずです。

 

教科書ガイドではそのような中学生がつまずきやすい問題に対して、詳しく解説をしてくれています。

 

また教科書ガイドでは、「このような問題の場合にはこのように答えたらいい」といったポイントが書かれています。

 

国語の問題、特に読み物教材のテストでは「本文の言葉を使って問題に答える」ということが重要視されていますので、内容を理解して自分の言葉で書いたとしても丸をもらえないのです。

 

教科書ガイドでは「この問題では、本文のこの部分が答えになる」ということが書かれているため、テストで点数が取れる学習をすることができます。

 

学校から配布された問題集(ドリル)を解く(読む)

四つ目の自宅での国語の勉強方法は「学校から配布された問題集を解く」です。

 

学校によっては年度最初に教科書以外に 漢字ドリルや問題集を配布しているところもあるはずです。

 

もしその配布物の中に「教科書の内容に対応した問題集」があれば、この問題集をとにかくマスターしましょう。

 

これは裏話ですが、先生の多くはテスト作成の際にこの問題集から問題を抜粋していることが多いのです。

 

なぜなら

「問題集を解けばある程度テストで点数を取れるようにしている」

「テスト作成ばかりに時間を割けない」

からです。

 

またこの問題集には解答・問題解説集が付録としてついてきているはずなので、これを参考にしながら問題集を解くようにしましょう。

 

漢字を練習する(言語知識)

五つ目の自宅での国語の勉強方法は「漢字を練習する」です。

 

これは本当におすすめの勉強です。

なぜなら毎回の定期テストに漢字の問題が10〜20点程度出題されているからです。

 

つまりテスト範囲の漢字をマスターしておけばそれだけで10〜20点を取ることができるというわけです。

 

テストで出題される漢字の範囲は、前回の定期テスト後から今回の定期テストまでに習った漢字です。

詳しくはテスト範囲表を見ましょう。

 

 

また学校によっては、前回の定期テスト後から今回の定期テストまでに習った漢字からさらに絞って出題している場合もあります。

 

その場合には「次の定期テストで出題する漢字一覧」としてプリントなどが配られるはずなので、そのプリントを優先的に覚えるようにしましょう。

 

受験過去問を解く(全評価項目)

六つ目の自宅での国語の勉強方法は「受験過去問を解く」です。

 

受験問題の入手方法には以下の手段があります。

 

  1. 受験過去問・参考書を購入する。
  2. 各都道府県の公立高校入試問題をネットでダウンロードする。
  3. 学校で配布されている場合もある。

 

おすすめなのは参考書を購入するという手段です。他の2点については問題と解答用紙、模範解答が記載されているだけですが、参考書には1問ずつの解説が記載されています。

 

そのため分からない問題でも自分一人で理解を進めることができます。

 

もしインターネットでダウンロードをする場合には、必ず自分が受験する予定の高校がある都道府県の入試問題をダウンロードしましょう。

 

都道府県によって問題の出題傾向が全く異なりますので、他県の入試問題を解いてもあまり受験勉強としては効果的とは言えません。

 

授業中に使用されたプリント(ワークシート)を解く(読む・書く)

七つ目の自宅での国語の勉強方法は「授業中に使用されたプリントを解く」です。

 

授業中には教科書の内容を理解することを助けるプリントが配布されます。

 

またこのプリントからテストに出題される確率が非常に高く、授業内容を理解できるだけではなくテスト勉強にも繋がります。

 

宿題や提出物を提出する(関・意・態)

八つ目の自宅での国語の勉強方法は「宿題や提出物を提出する」です。

 

担任の先生などを通じて宿題や提出物を出された場合には、必ず自力で解いてみましょう。

 

授業に出ていない分、分からない問題もあるかもしれません。しかし自分で考えて解いてみるというだけで教材に対する理解が深まります。

 

また提出物や宿題を出すことで、テストの点数以外にも成績に加点されるはずです。

 

スマホの学習アプリを使う(全評価項目)

九つ目の自宅での国語の勉強方法は「スマホの学習アプリを使う」です。

 

書くことが苦手でも、ゲーム感覚で国語の学習を進めることのできるスマートフォンの無料アプリが沢山あります。

 

以下がその一例です。

アプリ名 内容
高校入試対策問題集 対義語や漢字、ことわざなどの高校入試でよく出てくる知識問題をクイズ形式で学べる
無料!古文漢文 古文や漢文の暗記リストや見分け方などが使用できる
どこでもワーク 教科書に対応した問題集がスマホ上で勉強できる
中学国語 中学一年生で習う国語の内容(品詞・活用形・四字熟語)を四択クイズで勉強できる

 

教科書や問題集を取り出して勉強する気にならなくても、このようなスマホアプリなら「ちょっとやってみようかな?」と思うことができるはずです。

 

本格的に勉強をするとなると物足りない内容ですが、受験勉強やテスト勉強などをする前のステップとして勉強する習慣をつけるためにもこんなアプリを活用してみてはいかがでしょうか。

 

通信学習を使用する(全評価項目)

十つ目の自宅での国語の勉強方法は「通信学習を使用する」です。

 

通信学習は「進研ゼミ中学講座」や「Z会の通信教育」といったような実際に問題集が送られてくるものもありますし、「スタディサプリ」のようにインターネット上の授業動画を見て学習するものもあります。

 

多くは教科書に合わせた内容の学習をすることができるため、テスト対策にもなりますし、授業の遅れを独学で取り戻すこともできます。

 

月々の料金は掛かってしまいますが、塾や夜間登校などよりも家で集中して勉強をしたいというのであれば通信学習のような手段もあります。

 

読書をする(読む)

十一つ目の自宅での国語の勉強方法は「読書」です。

 

読書をすることで学習面に以下のようなメリットがあります。

 

  1. 文章問題をしっかりと読み解くことができるようになる。
  2. 読み書きできる漢字が増える。
  3. 作文が得意になる。

 

読書を勉強という捉え方で行うのであれば、興味のあるテーマの本から、自分が知らない言葉が沢山載っていそうな本を選ぶことをおすすめします。

 

テストの点数に直結する勉強方法ではないですが、積み重ねていくうちに文章を読み解く力が付き、初めて読む文章でも簡単に意味がわかるようになります。

 

それは定期テストではなく、受験の際に役立つ能力です。

 

受験では今まで見たことがない文章を読まなければなりませんので「テスト勉強や授業でしか本を読んで来なかった人」よりも、「沢山の本を読んで来た人」の方が力を発揮しやすいのです。

 

日記・作文を書く(書く)

十二つ目の自宅での国語の勉強方法は「日記・作文を書く」です。

 

日記でも自作小説でもなんでも構わないので文章を毎日コツコツ書くことが、将来的に受験の小論文や作文の宿題の時に役立ちます。

 

紙に書くでもブログに書くでもいいので自分がやりやすい方法で続けましょう。

 

文章力は書くことでしか養えません。そして多くの中学生が書くことに苦手意識を持ち、優れた作文などを書くことができません。

 

もし毎日感じたことや出来事、何かしらのアイディアやフィクション小説などを書くことを続けたならば、優れた文章を書く力が身につきます。

 

誰かと会話する(聞く・話す)

十三つ目の自宅での国語の勉強方法は「誰かと会話する」です。

 

不登校になると普段から誰かと会話するということが少なくなってしまいます。そうなると会話力が低下してしまいます。

 

「相手の話を耳で聞いて理解する」「自分の考えていることを言葉にする」ということは当たり前のことだと思われているかもしれませんが、普段からしていないと能力として落ちてしまいます。

 

そのため意識的に誰かと話す機会を作っていくことが大切です。

 

国語のテストや授業にはスピーチやリスニングなど、話す力や聞く力を測られる学習活動がありますので、その際に役立つ勉強方法です。

 

塾やデジタル教材を使う事はおすすめ?

塾やデジタル教材を使うことをおすすめします。

 

学校で授業が受けられない分、独学でなんとか勉強をしなければいけないと思いがちですが、やはり勉強を教えてくれる人の存在は必要です。

 

顔と顔を合わせて学習ができるという意味で塾が最適だと言えるでしょう。

 

しかし学校のクラスメイトに顔を合わせたくない、家から出たくないといった気持ちを持っている方も多いはずです。

 

そんな方におすすめしたいのがデジタル教材です。

 

上記で紹介をしましたが、無料のスマートフォンアプリや通信学習の可能性はどんどん広がっています。

 

ネット上で講座を受けられる通信学習

授業を行っている動画が見られるサービス

テキストを郵送で送ってくれる通信教育

 

など様々な学習スタイルを選ぶことができます。

 

このような通信教育ならわかりやすく解説してくれる動画や参考書があり、両親が忙しい家庭でも充実した学習をすることができます。

 

 

実際、不登校だった私の教え子は講座の映像を見ることができるオンラインサービスで国・数・英の三教科を学習し始めてから、成績を伸ばすことができました。

 

教科書のポイントに沿って分かりやすく解説をしてくれるようで、私もその生徒から動画を見せてもらいましたが、良い教材だと感じています。

 

 

最後に。子供が不登校になったら親が勉強面でやってあげるべき事は?(国語)

それでは最後に親御様に向けて、もし我が子が不登校になった際にどのようなことをしてあげるべきなのかを以下の三点に分けて解説していきます。

 

  1. 子供が興味を持つ学習方法を選ばせてあげる。
  2. 子供が望む場合には一緒に勉強をする。
  3. 「学校に行くことが全て」だとは思わない。

 

子供が興味を持つ学習方法を選ばせてあげる

本記事で13の勉強方法について紹介をしましたが、予算やご家庭の都合を配慮した上でもし可能であれば子供が興味を持つ学習方法を提供してあげてください。

 

学習方法に「絶対に正しい」ものはなく、あえて言うのであれば「子供が学びたい」と思うことを学ぶことが絶対に正しい学習方法です。

 

これは不登校であろうとなかろうと言えることなのです。

 

学習方法によっては費用がかかるものもありますし、例えば問題集などであれば学校が代替品を提供してくれるかもしれませんので相談をしてみてもいいでしょう。

 

学習はやる気が出なければ効果は半減してしまいます。

 

「やりたい勉強をやりたいようにする」

 

といったスタイルが最も理想的です。

 

子供が望む場合には一緒に勉強をする

もし子供が望む場合には一緒に勉強をする時間を確保してあげてください。

 

国語の学習で言えば以下のようなことを一緒にすることができます。

 

  • 一緒に漢字を覚える/漢字の覚え方を考える
  • 教科書の本文を一緒に読む/音読の場合はマル読みもおすすめ
  • 交換日記をする
  • 問題集に書かれている問題をクイズ形式で出題する

 

このような勉強法であれば親子で楽しみながら学習をすることができます。

 

ひたすら何かを書き続けるという学習が苦痛で不登校になったという場合もあります。

そのような場合でも、その子供に合った学習方法は必ずありますので一緒に探してあげることをおすすめします。

 

「学校に行くことが全て」だとは思わない

心構えとして「学校に行くことが全て」だと思わないようにすることはとても大切です。

 

不登校となって一番、焦燥感や罪悪感を抱いているのはお子様本人であり、周囲がいくら急かしたとしても、本人が行く気にならなければ学校には行きません。

 

それに現代は学校に行かなくても学習できる仕組みは整っています。

 

親心として同年代の子供達と違うことに焦りを覚えるかもしれませんが、焦らずお子様が行動を起こすことを待ちましょう。

-不登校

Copyright© 「勉強の仕方がわからない!」を十人十色の方法で解決に導くサイト|ワカラン , 2019 All Rights Reserved Powered by AFFINGER4.